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砂(sand)
地盤材料を構成する個々の土粒子の粒径による区分名、あるいは土の分類名の一つ。岩石が風化によって細かくなったもののうち、比較的粗粒でまだ母岩の性質を残しているものを指す。JGS 0051-2000「地盤材料の工学的分類方法」では、粒径としては0.075〜2 mmの土粒子を砂粒子(sand particle)に区分し、土の分類名としては、大分類で砂質土〔S〕に分類されたもののうち、粒度構成が細粒分<15%かつ礫分<15%のものを中分類において砂と呼称し、記号{S}で表している。地盤材料の工学的分類方法では砂粒子をさらに粒径0.075〜0.25 mmを細砂(fine sand)、0.25〜0.85 mm を中砂(medium sand)、および0.85〜2 mmを粗砂(coarse sand)に細区分できるが、これらの粒径境界はJIS A 1204:2000「土の粒度試験方法」で用いているJIS Z 8801:1994「試験用網ふるい」の呼び寸法によって規定されている。 |
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